ゆめのあと

情緒不安定なオタクです

裸のランチが読めない

 バースデー文庫というものがある。その日にうまれた作家の代表作に、わたしの場合は「2月5日」というカバーをかけたものだ(そのカバーの下に本来の文庫のカバーがついている)。余談であるが、担当である蒼井悠介・享介の誕生日である「7月7日」も買った。桜庭の誕生日「9月24日」も。

 さて、わたしと同じ誕生日の作家はウィリアム・S・バロウズである。知ってる?わたしは知らなかった。そもそも訳された文章があまり得意ではないので、海外の作家については無知もいいところ。ハリー・ポッターとペギー・スーくらいしか読んだことがない。かといって、日本人作家に詳しいかときかれたら、ごにょごにょ……本屋大賞……ごにょ……な、直木賞……?という感じです。

 バースデー文庫として売られていたのは「裸のランチ」。裏に、実験小説がどうこうグロテスクがどうこうと書いてある。実験小説とは……?と思いながら、ものすごく長い時間をかけて、半分、読みました。そしてバロウズはどんな人だったのかを調べた。ジャンキー。妻を酔ったときのごっこ遊びで殺害。両性愛者。

 2月5日にうまれた作家、彼以外にいなかったのだろうか。「裸のランチ」は誕生日の本なんてロマンチック!という生ぬるい気持ちで買っていい本だったのか。だめでしょ。だめだよ。いまだにわたしはこの本をどういう気持ちで読んだらいいのかわからない。だれか助けてくれ。誕生日までに読める気がしないんだ。